道具へのこだわり – KIWAKOTO/キワコト 京都・清水焼の職人が手掛ける食器

道具へのこだわり

なぜ私たちが伝統工芸にこだわるのか、お伝えさせていただければと思います。

 

高台を削っている様子

 

職人が手掛ける道具の良さ…例えば、器の底にある輪っか状の高台(こうだい)は、ていねいに角を取って丸みをつけています。高台を花弁に見立て柔らかい風合いを演出すると同時に、角を取ることでテーブルを傷つけないように配慮しています。古より、茶席で用いられる抹茶碗は高台まで釉薬をかけてつくられることがあります。これは、むき出しの土肌で畳を傷つけないようにするため。このような配慮やノウハウが、日常使いの器にも生かされています。

作り手の息遣いを感じるテーブルウェアを、ぜひ日常でお使いください。