

シンプルに図形化する「家紋」など古来の文様から着想を得て、花の輪郭をあしらった器。京都・清水焼の作家・工房の技術でつくられる繊細かつ実用的な器です。
明るく鮮やかな色合いが印象的なこの器は「交趾(こうち)焼」という技術によるもの。
ガラス質の釉薬に現われる貫入というヒビのような模様と、透き通る鮮やかな色が特徴です。奥行きある青色の様から『泉』と名付けました。
交趾焼は、江戸時代中頃に、東南アジア(現在のベトナムあたり)の方面から、貿易船で日本に伝わった焼き物と言われています。この貿易船が交趾船と言われてきたことが、焼き物の名称の由来です。「交趾」とは、フランス統治下のベトナム南部を指すコーチシナ(交趾支那)からきています。
京都では、その華やかな色合いからか、茶道具の中でも香合として珍重されてきた歴史があります。
素 材:磁器(京焼・清水焼)
サイズ:205㎜
重 量:251g
※サイズ・重量は概寸です。個体差があります。
Mediumは汁気のある和物や、大きめの取り皿として活躍します。
■ガラスと磁器の風合い
白い磁器肌に、透明感のある交趾の釉薬が掛けられ独特の奥行き・風合いを醸します。清涼感のある料理におすすめの器です
撮影協力:Restaurant MOTOI
スタッフ撮影
■デザインコンセプト
正円の曲線のみでデザインされたうつわ。それを職人が薄く洗礼された立体につくり上げます。職人技の細部へのこだわりや温かみを表現したうつわです。正円と線の要素だけで表現される家紋や、植物や風景からパターンを切り出し規則的に構成する小紋柄といった、有形物をシンプルに記号化する日本らしいデザインに着想を得ました。
■こだわりのパッケージ
一枚一枚専用のパッケージでお包みさせていただきます。こだわりのパッケージにはギフトとしてもおすすめです。
パッケージの詳細はこちらからご確認ください。